武田家十六世 武田 邦信
最高顧問武田家十六世 武田 邦信
武田家旧温会創立四十周年を迎えて


 本年は本会創立四十周年記念の年であり、会報誌第二十五号の発刊おめでとうございます。記念すべき年に当たり、皆様へのご挨拶を私の近況報告を兼ねさせて頂きます。年の経つのが早いものでつい先日創立三十周年の記念号に投稿させて頂いたと思っておりましたが、早十年が経過してしまいました。この十年の間に世の中がめまぐるしく変化し、激動の十年間であると同様、旧温会においても、私自身においても大変変化の大きな年月でありました。旧温会設立時より会の発展に御尽力頂いていた相川事務局長、山形元会長、禰津元副会長を始めとする数多くの諸先輩方を失い会の損失は計り知れないもので残念であります。一方、若い方々が入会されて種々新しい企画を立案されて活動されているので今後が楽しみでもあります。

 私個人としましては、父昌信、母直子の両親ともに亡くなり、三十五年勤めていた丸紅を退職し、人生の大きな節目を経験致しました。何とか無事に過ごせているのは皆様のご支援を頂いているお陰であり深く感謝申し上げます。

 現在、勤務時には考えたことの無かった地域活動に目覚め、世田谷区の保護司を行い、平成二十四年一月より人権擁護委員を拝命しております。人権擁護委員は、父が生前法務省に奉職中に担当していた職務であり今から五十年程前、私が十歳の時に勤務していた甲府法務局を訪問したのを昨日のように思い出すのであります。

 平成二十三年は、東北大震災をはじめ台風による豪雨・原子力事故など大災害に日本中があった年で、「絆」が如何に大切であるか再認識させられた年でもあります。

 本会も近年若返りが行われておりますが、本会が四十年の実績が有ると云うことは、この間大変ご苦労されて企画・運営されていた多数の方々の功績が積み重なって今日が在ることを忘れてはならないし、会員同士の親睦は「絆」が無くしては成立しないのであります。これから向かう十年後、どの様に会が発展していくか微力では有りますがお手伝いをさせていただき、創立五十周年目に向かって会発展のため努力する所存であります。